エルベ・シャプリエGPマスティック×イヴォワールについて<続編>

 

 

 

 

前回の長ったらしいタイトルの長ったらしい記事で、エルベのこの色のバッグがどれ程素敵で、しかしどれ程攻略しづらいか、思ってる事をまとめました。

 

rie156156.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

その中で、「キャメルとはお互いがお互いを殺してしまいそう」とつづりましたが、この予感、どうやら当たっていそうなのです。

なぜそう思ったかと言うと…

 

 

 

 

 

 

日本色彩研究所が作成している配色カードで、キャメルとマスティックは、一体なんという色なのか、見比べてみたからです。

 

 

 

 

 

 

 

まず「色」は、白・黒・グレーの無彩色以外は、全てこの「色相環」の中に位置づけられます。

 

PCCS色相環
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                             出典:DIC color Design,Inc.

 

この中の色味に、白や黒やグレーが混ざることで、ピンクになったりブラウンになったり、カーキになったりします。

 

 

 

 

 

私自身が、自分の肌色に最も似合うと感じている色はキャメルで、この色のトップスはよく選びますし、今後もわたしのワードローブに欠かせない色だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

キャメルは色相環の中で言うと、7番の「赤みの黄」です。しかし原色ではなく、トーンだと「ダルトーン」と言うトーンに属します。元の色より、色味がだいぶ控えめの色です。


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ではマスティックは何番の色かと言うと…えっ?ただのグレーじゃないの?

と思うかもしれませんが、

 

 

 

 

 

ただのグレーだったら何年もこんなに悩みません!

絶対何かしら色味が混ざっているハズ!!

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけで血眼になって分析しました…が…

あまりに色味が薄すぎて、正直配色カードに当てはめても、何番かハッキリとは把握できませんでした(涙)が、

 

 

 

 

 

 

おそらく4番(赤みの橙)~6番(黄みの橙)がベースと思われます。(5番はただの橙)

そこに白っぽいグレーがたっぷり混じっていて、トーンで言うとライトグレイッシュトーンに属するようです。


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これの何が問題かと言うと、スタイリストスクールで色の理論について学びましたが、「同系配色は避けたほうがよい。特に近い色味同士で合わせると、微妙な色差が違和感を生むこともある。

似た色を組み合わせる場合は、トーンを大きく離すとのこと。

 

 

 

 

 

 

あら…7番のキャメルと、4番~6番のマスティックは、まさにお隣さん同士。4番だとしても、間に2つしか色の差がありません。

 

 

 

 

 

 

さらにトーン分類の表で言うと、キャメルはダルトーン、マスティックはライトグレイッシュトーン。これまたお隣さん同士。相性激悪じゃないですか。

 

PCCSトーンマップ
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                                                                                                 出典:DIC color Design,Inc.

 

ここまで調べてやっとわかりました。私が抱いていたアンマッチ感の正体は、コレだったのかと…

 

 

 

 

 

 

 

しかしそれでも、マスティックへの憧れが消えたわけではありません。

迎え入れるための今後の方向性としては、

 

 

 

 

 

①キャメルと合わせるのはあきらめる。さらに、暖色が好きな私ですが、ブル(ネイビー)グリーンパープルなどをうまく取り入れていくこと。どれもマスティックの4番~6番から大きく離れているので、色ズレを起こすこともありません。

 

 

 

 

暖色を選ぶなら、よほど気を付けないとマスティックと喧嘩しそうです。ビビッドな色ならトーンが離れているのでいけそうですが。

 

 

 

 

 

② ①の三色に加え、白と黒も味方につけること。白か黒なら明度が高いか低いかハッキリしているため、中明度のマスティックとお互いを引き立て合うハズ。

 

 

 

 

 

シルバーも今後少しずつ慣れていくこと。アクセや服の金具は長年ゴールドと決めてきましたが、そもそもエルベのバッグの金具はシルバー。(今さら?)コーデの自由度を上げるためにも、そろそろゴールド縛りを外したい。シルバーの靴や小物なら光沢があってマスティックとも相性◎。シルバーはコーデにグレーを差すものではなく、光を加えるものと捉える。

 

 

 

 

 

 

④取っ手のアイボリーカラー(イヴォワール)に合わせ、服や小物の白も、真っ白でなくアイボリーを心がけること。これは今までもオータムな私に合わせて気を付けてきたことではありますが、今回再確認しました。

 

 

 

 

 

 

さぁ、ここまで書いたらもう後戻りはできません…

 

 

 

 

 

 

これからこの子を迎えるにあたって、さらにワードローブを整えて、磨きをかけていこうと誓った5月の夜なのでした。