ミニマリストとファッションについて

 

 

今や誰でも知っている言葉、ミニマリスト

 

 

わたしが影響を受けたのは、8年ほど前、あのこんまりさんからでした。

初めて存在を知ったのは、TV番組(金スマ)だったと思います。

 

 

【ときめくものだけに囲まれて暮らす】

 

この言葉に多くの日本人が衝撃を受けたと思います。わたしも当時実際に本を買い、本の通りに断捨離してみました。

まぁ捨てるものがあるわあるわ…笑

手放したものはリサイクルショップに売ったり、ワールドギフト(↓)へ寄付したり、あとは普通に捨てました。

 

world--gift.com

(↑送料がかかりますが、日本人は欧米諸国に比べて、寄付をする金額が圧倒的に少ない、というのを何かで知り、今でも年に2~3度ほど利用してます。)

 

 

最近は、物を捨てるなんてとんでもない、と言われて育ってきた、わたしたちの親世代でも、考えが変わってきた人が増えているのかな?とも思います。現に、わりとたくさん物を持っていそうで、片づけがニガテな義理の母ですら、「物は少なくしないと!節約しなきゃ」と先日言っていました。

 

今回は、なぜわたしがミニマリストという考え方に惹かれるようになったのか?を、自分なりに紐解いてみました。

加えて、わたしのファッションの変遷や洋服の所有量の変化にも、さらっと触れたいと思います。

 

 

◆◆◆

 

 

モノに対する考え方は、たぶん世間一般の人と同じだったと思います。不要なモノはないか?なんて視点も特になく、いろいろたくさんあれば安心。

子どものころから社宅住まいだったので、わたしの割り当て部屋は狭い3畳間でしたが、そこにモノがめいっぱいありました。

 

小学校高学年ぐらいから、ファッションに興味を持ち。高校生でバイトを始めると、バイト代はほとんど服につぎ込んでいました。

社会人になって自由に使えるお金が増え、だんだんお給料も上がってくると、服を買う量も比例していきます。一番服を持っていた時で、冬物のアウターが7枚あったことも。

 

20代のころの愛読書はCanCamエビちゃん西山茉希ちゃんが全盛期でした。

ほぼ毎晩、最新号と過去2か月ぐらいまでのバックナンバーをテーブルに広げ、舐めるように読むのが至福のひととき。それを参考に、新しい服や小物をつぎつぎ買って、毎シーズン、色んなファッションを楽しんでいました。

 

 

 

 

そんな物欲をエサに生きていたようなわたしが、こんまりさんを初めて知ったのは、人生初の一人暮らしを始めたばかりの頃でした。

そもそも一人暮らしを始めることになったきっかけは、一番の親友が結婚したこと。

彼女は4つ年上ですが、大好きな親友が結婚したことが、とても寂しかったのです。その頃のわたしは年上の友人が多く、みんなが次々結婚していって、なんだか置いていかれたような気持ちになっていました。

当時彼ナシ、気軽に会える友達も少なかったので、何かわたしも環境を変えたい…と思い、一人暮らしを初めてみたのでした。

 

 

 

 

  

 

一人暮らしを始めて2か月、生活にも慣れ、またちょっと時間を持て余すようになったころ、興味のあったこんまりさんの初の著書を買い求め、断捨離スタート。

効果はそれなりにあり、ある程度モノの量は減りましたが、物欲が衰えたわけではありませんでした。だって、ときめく物に囲まれていればいいのですから。ときめけば、買っても良し。笑

そんなわけで服を買うペースはそんなに落ちなかったので、だんだん貯金もできなくなっていき、金銭的不安をおぼえたわたしは、あっさり2年弱でアパートを引き払い、震災をきっかけに親が引っ越したマンションへ居候を始めたのでした。

 

 

 

 

 

 

そののち、ゆるりまいさんの存在を知ります。ミニマリストなら誰でも知っているこの方、家の中を見渡すかぎり「ガラーーーン」なおうちの主。これに2度目の衝撃を受けます。

ミニマリスト、と言う言葉が広く認知され始めたのはその頃からでしょうか。

他にも著名なミニマリストの方がたくさん現れ、地元のブックカフェでそんな方々の著書を読み漁るのが、わたしの休日の趣味となります。(買えよ…いや、ゆるりさんの本は買いましたよ)

部屋も、クローゼットも、だんだんとモノが減り、余白ができていきます。

 

 


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コレは捨てていません

 

 

 

その頃のファッションも、その流れを受けてか、ノームコアがトレンドの一つ。わたしも無印の白シャツ+デニム+コンバース、なんて格好もしたりしていました。エルベのバッグを集め始めたのも、この頃からだと記憶しています。

 

30代になるとCanCamもさすがに自分には若く感じるようになり、愛読書はCLASSY.へ。CLASSY.でもシンプルファッションやスニーカースタイルが全盛でした。

 

そして『フランス人は10着しか服を買わない』にも軽く衝撃を受け、33歳で会社を辞めてアルバイト生活になったことも重なり、新たに買う服の量も、クローゼットの中身も激減。

それから5年ほど経った昨年(2018年)の冬、とうとう秋冬で11着までに絞り込みます。

 

 

 

 

 

 

こんまりさんとゆるりまいさんの言うことには、ある共通点があります。それは、

【モノを手放したら、心が穏やかになった】

です。

実際わたしも、「そうなれるのかな?」と思い断捨離を始めたところもあります。もともとインテリアや整理整頓は好きでしたが。

 

 

そう、わたしは心を穏やかにしたかった。

てゆーか、

【幸せになりたかった】

んです。

 

 

 

 

 

 

 

えっ??笑笑

 

 

 

 

 

でも、本当なんです。30を過ぎてからのわたしの最大のコンプレックスは、結婚できていないこと。

「結婚=幸せ」だと信じて疑わなかったわたしは、断捨離したらいいことあるかな、人生上向きになるかな、と一縷の望みを抱いてました。

まぁ実際結婚できたのも、「結婚≠幸せ」ってことがわかるようになったのも、それからもう何年かあとのことですが…(※今の旦那さんと結婚して不幸って意味ではありませんよ!)

 

 

 

 

 

軽度のミニマリストになるまでの経緯はこんなところです。今現在は、ガラーーーンには程遠いですが、定期的に不要物は処理し、アレはどこに行ったっけ?とならない程度に、家の中を保っています。

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

かくして、服の量も減った。

結婚もした。

パーソナルスタイリストという、やりたいことも見つかった。

 

 

めでたし、めでたし、、、、

 

 

 

ではありません。

そう、わたしの人生は続きます。生きている限り、悩みも続きます。

 

 

全て解決したかと思いきや、実は、スタイリストの勉強を始めたことで、逆に何を買ったらいいかわからなくなり、新たな壁にぶち当たってしまうのです。

 

 

②に続きます。